福岡市って本当に住みやすい街なのか?
絶賛2歳と5歳の子育て中の30代ママです。現在福岡市に住んでいます。
税金も高い昨今、どこに住んだら子どもを育てるのに最適なのかを常に考えています。
今回は福岡市の育児政策を見える化しほかの区の特徴とともにまとめました。
最近新しい子育て政策や都市開発等で人気となってきている福岡市。本当にいいのか?というところを検証していきたいと思います。
1:福岡市の7区一覧と子育てにかかる費用や支援の基本制度(市で統一されているもの)
福岡市の基本的な子育て支援や保育料は以下です。
①保育料(月額):14200~83200円(月の月収による)
②病児保育・病後児保育料:0円
③一時保育料:施設による(1時間あたり3歳未満600円・3歳以上500円の施設が多い)
④おむつと安心定期便:0~2歳(3歳の誕生日月まで)の子どもに毎月2000円相当の育児用品と交換できるスタンプを取得するともらうことができる。
⑤医療費助成(通院の場合):
・3歳未満自己負担なし
・3歳以上~中学生まで月500円まで
・高校生世代月500円まで
⑥福岡市産前・産後ヘルパー派遣事業:生後1年未満の赤ちゃんがいるおうちにヘルパーさんを1回あたり1時間あたり500円で派遣してもらえる制度。
⑦第2子以降の保育料無償化(福岡市独自)
⑧産後ケア事業:
生後1年未満の赤ちゃんとそのお母さんが子育てに疲れた、アドバイスを受けたいなど育児相談などをしたいときに施設を利用できる。宿泊型、日帰り型、訪問型がある。それぞれ金額が異なる。
感想:
病児保育は働いているママさんにはとてもいいと思いました。ただ人気なためいつも予約するときは開始時間に鬼電してる我が家です。また割と最近始まったおむつと安心定期便。月1回2000円相当の育児用品をもらえます。スタンプの取得は対象の児童館や病院での予防接種など決められた場所のみでもらえます。そして医療費も高校生まで月500円(一施設でこの金額です)。これもありがたいなーと思いました。
改善してほしいところ:
⑥は子どもが0歳の時に使ったのですが、赤ちゃんのお世話などしてもらえるのはすごくありがたかったです。ただ、使いづらい点としては絶対赤ちゃんとヘルパーさんだけで過ごす、ということができない点。少し買い物に行きたいとかができないのは少し不便だなと感じました。
⑧も一度使ってみました。これもすごくありがたかった…!寝れなくてつらいときに使わせてもらいました。ただ大変だったのがこれは電話で予約ではなくてその施設に事前に訪問することで予約、となった点…。体調がまだまだ万全ではないときに予約の為だけにその産後ケア事業の施設に行くことがなかなかつらかったです汗。
参考サイト:
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/hoiku/child/documents/r7hoikuryouhyou.pdf
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/kouhou-hodo/hodo-happyo/2022/documents/byouzihoikunomusyouka.pdf
https://kodomo.city.fukuoka.lg.jp/info/3161/
https://fuk-omutsu.com/
https://www.city.fukuoka.lg.jp/hofuku/hokennenkin/hp/01.html
https://kodomo.city.fukuoka.lg.jp/info/1925/
https://kodomo.city.fukuoka.lg.jp/info/1961/
【2】区ごとの特徴まとめ:
■ 西区
・人口:205049人
・15歳未満(生活ガイドより引用):29243人
・幼稚園数:16
・保育園・子ども園数:55
・公園の充実度:★★★★☆(256か所:緑豊か)
・家賃相場(2LDK):約12.91万円
・おすすめポイント:自然豊か&保育園・幼稚園多い。家賃も比較的安め
感想:
子どもをのびのびと子育てするなら西区が私は断トツいいかなとも思います。電車の沿線上であれば天神までも割と近いです。保育園数も断トツ一番の数でした。糸島も近く、数年前に九州大学のキャンパスができたため発展していきそう、という噂です。
■東区
・人口: 317821人
・15歳未満(生活ガイドより引用):45173人
・幼稚園数:21
・保育園・子ども園数:63
・公園の充実度:★★★★☆(大きい公園が目立つ)
・家賃相場(2LDK):約10.13万円
・おすすめポイント:公園充実・家賃が安い
感想:
家賃がなんたって安いです!そして大きな楽しそうな公園があります。海の中道にも近いです。懸念点としては治安面です。
■博多区
・人口: 234627人
15歳未満(生活ガイドより引用):24588人
・幼稚園数:12
・保育園・子ども園数:43
・公園の充実度:★★☆☆☆(都市のため小規模公園が目立つ)
・家賃相場(2LDK):約13.12万円
・おすすめポイント:自然豊か&家賃も比較的安い
感想:
博多駅が近い、繁華街も近いと都会を感じられる点はすごくいいと思いました。そして保育園、意外と多いと思いました。ただ子育て世帯が住むには都会過ぎるのかなとも思います。公園が少ないのかなーと、夜の歓楽街中州があります。
■中央区
人口: 195253人
・15歳未満(生活ガイドより引用):20830人
・幼稚園数:22
・保育園・子ども園数:35
・公園の充実度:★★☆☆☆(都市のため小規模公園が目立つ・大濠公園がある)
・家賃相場(2LDK):約17.40万円
感想:
天神も中央区なんですが、少し離れると六本松や薬院も中央区でなんというか繁華街から高級住宅街(薬院あたり)まで幅広くカバーしている区です。高級住宅街あたりや六本松はいい学校が多い印象です(六本松は昔九大のキャンパスがありました)。
公園としては遊ばせられる場所は少ないのですが、中央児童会館あいくるがあってここは無料で子どもを遊ばせられておすすめです。
■南区
人口: 262625人
15歳未満(生活ガイドより引用):36555人
・幼稚園数:30
保育園・子ども園数:44
・公園の充実度:★★★★☆(自然豊かな大型の公園が目立つ)
・家賃相場(2LDK):約14.09万円
感想:
南区もすごく学区としていいという噂はよく聞きます。タモリさんや博多大吉さんがでたという噂の小学校があったり、評判のよい学校がありますし、市で1・2を争う偏差値の高い高校があります。そのためか家賃も都心ではないのに高めかと思います。
■城南区
人口: 125 831人
15歳未満(生活ガイドより引用):16564人
・幼稚園数:13
保育園・子ども園数:19
・公園の充実度:★★★☆☆(数は少ないが油山などの自然や大きな公園もある)
・家賃相場(2LDK):約15.35万円
感想:
治安もよく自然も感じられる場所があり南に行くと福岡大学があります。評価が高いです。そして人口もそれほど多くないので密な感じはなく区役所も比較的人少なめだと感じました(以前住んでいたため)。城南区の真ん中のあたりは大規模なUR団地があります。
■早良区
人口: 219790人
15歳未満(生活ガイドより引用):32152人
・幼稚園数:27
保育園・子ども園数:40
・公園の充実度:★★★★☆(260の公園があり海から山まで広い範囲で自然に携われる)
・家賃相場(2LDK):約15.31万円
感想:
文教地区と呼ばれる西新、藤崎エリアが含まれているのもあって評判のいい学校が多いです。転勤族の方も多く住むエリアとして有名なので教育に力を入れたい子供のいるご家庭が多く住んでいる印象です。
参考サイト:
https://www.apamanshop.com/fukuoka/townpage/ranking/town-youchien/
https://www.homes.co.jp/chintai/fukuoka/fukuoka_sawara-city/price/
【6】各区のおすすめポイントまとめ(タイプ別)
都市部に住みたい・車ない → 中央区 or 博多区(アクセス抜群)
のびのび育てたい → 西区・城南区(自然・公園多め)
子どもの教育に力を入れたい→早良区・南区
家賃安く抑えたい → 東区
【7】まとめ:それぞれの家庭に合った区を選ぼう!
ちなみに福岡市、幼稚園の数はすごく多いみたいで117園だそうでした。コンパクトシティと言われるだけあって福岡空港はすごく近いし山も川も近いのが利点かなと思います。めちゃくちゃ有名な観光スポットはそんなにありませんが、最近人気の”糸島エリア”や、電車も東京ほど混まずおいしいお店も増えてて過ごしやすいかと思います!
以上でした。今度は違う自治体と比較してみたいです。